こんにちは、社畜ブロガーのはっしーです。
ぼくにはネットワークビジネス(MLM、マルチレベルマーケティング)にドハマリしていた時期が3年ほどありました。
月収100万円!!といった感じでかなりやる気満々でした。
そんなぼくがネットワークビジネスを辞めた理由についてシェアしたいと思います。
目次
ネットワークビジネスを辞めた理由
理由① 儲からなかった
儲けまくるつもりが全然儲からなかったですね。やっぱりネットワークビジネス辞めた理由はこれが一番大きかったかな。
当時は結構アクティブに動いてた方なんですけどね。
ほぼ毎日アポ入れてたし、セミナーがあれば毎回参加してたし。
アポがなくても自宅でトレーニング用のDVDを見たり、事業説明会のDVD見て自分がプレゼンするための練習もした。
グループの仲間とミーティングしたり、時にはビジネス抜きで楽しく過ごしてみたりなど、本業してるとき意外はほぼすべての時間をネットワークビジネスに費やしていました。
ネットワークビジネスの世界にはいつも全国を飛び回ってるカリスマリーダー達がいて、そういう人たちからも「はっしーはイケる!」とよく励ましてもらっていました。
ぼくも、グループの拠点だった大阪にもわざわざ札幌からよく出向いていましたね。先行投資とか言って。
ずっと頑張って継続してたら結果は後からついてくるものだと信じていました。
でも、残念ながら、望んでいたような結果は出なかったですね。

これがネットワークビジネスの世界での常套文句なのですが、向いてないものは向いてなくて、向いてないことを継続してもダメなんですね。
結果、10〜20万円くらいの報酬は得たけど、アポでの飲食代とかトレーニングDVDの購入費とか、大阪への旅費とか、トータルで見ると赤字でしたね。
理由② 彼女ができた
最初は稼ぐ気満々で相当テンション上がってたネットワークビジネスですが、3年くらいやっても期待していた成果を出せずにいたので……

って感じになってきました。
信じたくはないけど、うすうす「そろそろ潮時かも」とか思い始めた頃ですね。
ちょうどそのくらいの時期に彼女ができたのです。後にぼくの妻となる人ですね。
ネットワークビジネスをやってると、男女関わらず、たくさんの人と接するわけです。
一対一で異性と会うことも多いです。
そうなると、当然ぼくの彼女としてはおもしろくないわけですね。
ネットワークビジネスにドハマリしている時期であれば迷わずネットワークビジネス優先だったのですが、そろそろ潮時かもと思い始めてた頃だったので、ここではじめてネットワークビジネスの優先順位が下がったのです。
完全にタイミングの問題だったのですが、まぁ彼女ができたことがきっかけでネットワークビジネスを辞める決心ができました。
理由③ アポ取り疲れた
ネットワークビジネスで成功するには割りと「場数勝負」なところがあって、どんどん人に会って、どんどんビジネスを伝えよう!みたいな性質が強いんですね。
なので、当然、ビジネスを伝えるためにたくさんの人と会う約束をしていくわけです。
その、ビジネスにつなげるために人と会う約束をすることをネットワークビジネスの世界では「アポを取る」とか「アポ取りをする」などといいます。
「アポを取る」と聞くと普通に考えたらお互いに商談をするという認識のもとに会う約束をすることだと思うでしょう。
でも、ネットワークビジネスの世界では違いますw
むしろ、完全にビジネス目的なのを隠して会うのです。合う前からビジネスを匂わせたら警戒されて会えなくなるので。
今は法律(特商法)で、ビジネス目的なのを隠して会うのはNGということになってるはずなのですが、以前はビジネス臭は消して会うのが王道でした。
で、普通はネットワークビジネスを始めて、自分の知り合いからアポを取っていくのですが、知り合いなんてそれほど多くもないので、ビジネスを伝えるための「友達」を作っていく必要が出てきます。
「アポ取り」=「赤の他人と知り合い、一対一で会うところまでこぎつける」みたいになってくるわけです。
当時はツイッターとかFacebookとかは全然普及していなくてmixiの時代だったのですが、とにかくネット、SNSを駆使してアポ取りをしていく感じですね。
一度ハマッたものにはトコトン時間も労力も費やすぼくだから3年継続できたものの、普通の人だったら全然続けられないと思います。
現に、ぼくのグループのダウンラインの人達は全然ぼくみたいなペースでアポ取りできてなかったです。
ただ、さすがに3年もやってて、期待していたような収益も得られてない状況ならば、いい加減萎えますよねw
そんなこんなで、ネットワークビジネスに対するモチベーションも次第に落ちてきて、疲れてしまったのです。
理由④ 製品にこだわりがなかった
ネットワークビジネスっていうのは良いものを口コミで広げていくことによって、宣伝報酬が得られるという仕組みになっています。
なので、「製品が良い」ということが大前提なんですよね。
製品抜きにしてお金の話ばかりするから「マルチ」とか「ねずみ講」とか言われて、胡散臭いマネーゲームに聞こえるわけです。
まっとうにビジネスするなら、製品のことをよく知り、自分でも使い、自信を持っておすすめできるようでなければいけません。
でもね、ぼくは自分ところの製品にそこまでこだわりを持てませんでした。
当然、みんなで集まって製品に関するセミナーを受けたり、実際に使ったりして、何となく気分が高まり「やっぱりうちの製品いいよねー!」的な雰囲気になります。
ぼく自信も、表面上は「製品最高ー!」みたいになってました。
まぁ、実際、良い製品だということは確かです。
でも、その「良い製品」は普段使っている市販品の数倍の価格がするんですよ。
たとえば、シャンプーなら市販品で800円くらいですけど、ネットワークビジネスだと3,000円で容量も少ないとか。
取り扱ってる商品がたくさんあるからといって、普段まったく使っていなかった製品(たとえば、サプリメントとか)をわざわざ4,000円で買って愛用するのが当たり前的な雰囲気になってたりもするんですね。
そうなると、心の底では正直、「製品が良いものだというのはわかるし、ビジネスでやってるから仕方なく買うけど、本当はそこまでお金かけて買いたい商品ではない」みたいな気持ちになっちゃいます。
結局、ビジネスでお金儲けするための「おまけ」くらいの感覚から抜け出せずにいたのです。正直頭の中は「¥」マークばかりで、製品とかどうでもよかったというのが本音ですからねw
普通に考えたら当たり前ですが、そんな表面的にしか製品を語れないようでは、ビジネスとして成功するのは厳しいですよね……。
理由⑤ 不労所得にならないことがわかった
ネットワークビジネスで不労所得!権利収入!みたいに言われますけど、実際、不労所得にならないんですよ。ネットワークビジネスは。
むしろ、めちゃくちゃ労働収入です。
理論上は不労所得なんですけどね。
どういうことかというと、まず、収益を出せるレベルまで到達するには相当な労力が必要。
毎日仕事終わりに合わせてアポを入れる。アポを入れるってことは、それまでにはSNSなどでマメに他人と関係性を築いていかなきゃいけないですよね。しかも毎日アポを入れるためには同時に何人ともやり取りしてなきゃいけない。
休みの日も一日に2〜3件はアポがほしいところですね。
それで、会ったらまずはお互い打ち解けられるような会話を。徐々に相手のニーズを掘り起こして、きっかけをつかんだらビジネスのプレゼンをする。
ビジネスの話は元の知り合い相手でも難しいのに初対面の人にクロージングを決めるのはなかなか簡単ではありません。それなりの練習や場数を踏んでいなければ厳しいですよね。
そして、いざ収入が入るようになったら、グループのダウンラインのサポートをしなければいけなくなります。
自分としては「ビジネスやるって言ったんだから当然一生懸命動いてくれるだろう」と思いがちですが、実際ダウンラインの人たちは自分と同じような勢いで動いてはくれません。
セミナーを開催したり、ミーティングを主催したり、ダウンラインのABC(ネットワークビジネス用語で、2対1でのプレゼンに入ること)に頻繁に入ったり……。
ダウンラインの火が消えないように常に配慮して動いてないといけません。グループ拡大すればするほどサポートするべきダウンラインの数が増えます。

本当に不労所得になれるのはダウンラインにカリスマを持つトップ中のトップだけ。
不労所得も権利収入もない、労働収入ですよ、実際は。
みんなビジネスやってるうちに、いつの間にか当初の目標の「不労所得」を忘れていくのです。
もちろん、本当に「それが楽しいんです!」「それが好きなんです」っていうならべつに良いんですけどね。
ネットワークビジネスでなくても生きていける
ネットワークビジネスの勧誘を受けるとだいたい言われるのが、

もう年金は破綻してるから、ぼくたちのときには年金なんてもらえるはずないことはわかるよね?
今の仕事で老後の蓄えまで貯金することってできるかな?
多分不可能だと思うけど、でも実際に困ってから慌てても遅いよね?
まるで、「ネットワークビジネスやってないやつは、将来生活できなくなる」みたいに言われます。
それを真に受けてネットワークビジネスを始めた人もいるだろうけど、全然そんなことないですよ。
時代に応じて社会の仕組みも変わっていくものだし、そもそもネットワークビジネス以外にもお金を稼ぐ手段はたくさんあります。
だって、そうじゃないと、日本が滅びるじゃないですか。そんなことは絶対あり得ないです。
変な洗脳に騙されてる場合じゃないですよ。
転職でキャリアアップして本業の給料を上げるとか、普通にWワークするのも有りです。
ネットワークビジネスやるよりも普通に副業でバイトする方が即効性ありますから。
不労所得的なストック型の収入がほしいなら、例えばプログラミングを学んでスマホアプリでも開発すれば、あなたが寝てても遊んでてもアプリが売れるたびにお金が入りますよね。
ネットワークビジネスをやらなくても全然問題なく生きていけるんですよ。選択肢は他にもあるんです。
ぼく個人としては、特殊スキルがなくてもストック型の収入がねらえるブログアフィリエイトがおすすめですけどね。
実際、プログラミングやブログアフィリエイトならネットワークビジネスに負けないくらいの収益を得られる可能性を秘めています。
出不精で人付き合いのそんなに得意ではないぼくとしては、対人間よりも対PCの方がやりやすいです。
まとめ
というわけで、ネットワークビジネスやっててなかなか成果が出ない人、挫折しそうな人は、本当にあなたはネットワークビジネスを続けたいと本気で思っているのか振り返ってみるといいでしょう。
実際「向き不向き」があるし、別にネットワークビジネスでなくても他に選択肢はあります。
やってみてしっくり来ないのであれば、無理してネットワークビジネスを続ける必要はないですよ!
あ、ちなみにもしもブログアフィリエイトやるなら、ブロガー界の神的存在であるイケハヤさん(@IHayato)の入門本がおすすめですよ。