[家族葬] 最低限これだけ知っておけば何とかなる!家族の死亡があった場合にやることの流れ。

先日父親が病気で亡くなったので、家族葬を行いました。

今後のためのメモとして、今回の経験から、家族が亡くなったときに最低限やるべきこと(家族葬の場合の)について記録しておきます。

家族が亡くなった後にまずやること

  1. 葬儀屋さんに連絡する
  2. お寺に枕経のお願いをする

病院で家族が息を引き取った後、遺体を病室から運ばなければなりません。そこで、看護師さんから葬儀屋は決っているかなど聞かれました。遺体は葬儀屋さんが病院へ来てくれて、自宅に搬送してくれます。

うちは家族葬にするということだけは決まっていましたが、お願いする葬儀屋さんは具体的に決めていませんでした。というより、家族が他界する準備をさっさとしているようで何か嫌なので、そういう動きはしていませんでした。

ということで、まずは自宅の周辺にある葬儀屋さんをその場でささっとスマホで探して決めました。電話したらすぐに駆けつけてくれました。

あと、普通は自宅に遺体を搬送したらお坊さんに来てもらって枕経をあげてもらうので、お寺にも連絡が必要になります。

お寺や葬儀屋さんは夜中でも大丈夫です。もし付き合いのあるお寺がない場合は葬儀屋さんに相談して紹介してもらうのがいいでしょう。

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自宅に到着

自宅に搬送したら、仏壇の前に布団を敷いて遺体を寝かせます。白い着物を着せて、ドライアイスをセットします。枕飾りなど、そのあたりのセッティングはすべて葬儀屋さんがやってくれるのでここはお任せしちゃいます。

その後、家族葬のプランを選びます。葬儀屋さんが持参してきたパンフレットを見ながら決めていきます。いろいろプランがあるのですが、うちはシンプルなプランを選択したので60万円ほどでした。

ただし、葬儀費用はこの60万円以外にもプラン外でかかってくる部分がかなりあって、オプションもあれば半強制的なレベルのもの(式場光熱費、宿泊者の布団、追加のオードブル、お坊さんへのお茶菓子、火葬場控室など)もあります。葬儀屋やプランによって内訳は変わります。うちはほぼ最低限にしたのですが、それでもプラン外の部分に10万円ほどかかってきました。

お坊さんが来たら

  1. 枕経をあげてもらう
  2. (院号)法名を決める
  3. 仮通夜の有無について相談する
  4. お金の部分について確認する

枕経なのですが、要はお経をあげてもらうということなので、お坊さんが来たらそのまま流れに任せておけば大丈夫です。

その後、故人の名前を決めるのですが、浄土真宗の場合は法名といいます。他の宗教だと戒名かな。法名は「釋○○」という三文字です。釋は「しゃく」と読みます。また、もうひとつグレードの高い院号法名というのもあって、それは「○○院釋○○」の六文字。(院号)法名をつけるにはお金がかかって、法名にかかる料金はお坊さん曰く「お気持ちで」とのこと。院号法名はうちは11万円でしたが、通常は20万円ほどのようです。○○の部分には故人の人柄、仕事、趣味などに関する漢字を入れますが、そのへんはお坊さんと相談しながら決めます。

通夜まで一日空く場合は、仮通夜(ただお坊さんが自宅に来て読経してくれるだけ)というものを行うかどうかお坊さんから話があるので、相談しながら決めていきます。

葬儀にあたりお寺に支払う金額もこのときお坊さんに確認します。葬儀屋さん曰く、直接相談しても失礼にはあたらないとのことでした。うちの場合、お坊さんが2人だったので、合わせて25万円でした。

金銭的な部分でいうと、院号法名と葬儀のお寺分だけで約40万円ほど。結構かかるものですね。葬儀屋分の費用と合わせるとトータルで110万円ほどかかっていますね(←分割払いOKの葬儀屋は多いようです)。

仮通夜(翌日)

この日はお坊さんが仮通夜の読経に来る以外、基本的にやることはありません。自宅での故人との最後の日になるので、家族でゆっくりと過ごします。

あと、この日に、うちは納棺のときに棺に一緒に入れるものも準備していました。ちなみにうちの場合は、愛犬がモデルになっている人形、写真、趣味の釣り関連グッズ(帽子、自慢の魚拓、釣会の賞状)、好きだった食べもの(納豆、スイカ)、北海道新幹線の鉄道模型(北海道新幹線に乗りたがっていた)、スーツなどを入れました。

通夜(二日後)

通夜は通常18:00スタートが一般的とのことですが、家族葬の場合は17:00にスタートしてしまうことも多いそう。うちも17:00にしてもらいました。

遺体を自宅から通夜会場に運んで納棺をするので、早めに、うちは14:30に葬儀屋に来てもらい、そのまま葬儀会場へ移動しました。

納棺して、通夜のお経。終わったら葬儀プランに入っている食事が出てきます。葬儀屋はこの時点で帰るので、あとは家族で食事をつまみながら夜を過ごし、そのまま通夜会場に泊まります。

葬儀(三日後)

通常は告別式といいますが、浄土真宗の場合はいわないそうです。まぁやることはほとんど同じなので、朝9:00からお経をあげてもらい、火葬場へ移動します。

すべて火葬場のスタッフと葬儀屋で進行してくれるので、それに従うのみです。

火葬が終わるまで控室(有料。うちは控室を取りました。)またはロビーで待ちます。このとき食事が出たのでつまみながら待っているのですが、これも家族葬プランのうちに入っています。

火葬が終わったらお骨を拾って、終了です。葬儀会場に戻ります。

葬儀会場に戻ったら再度お経があって、これで完全に終了です。

その後に必要な手続きなど

墓への納骨や各種名義変更などが必要になります。うちの場合は葬儀屋の方で一覧表を作ってくれたので、それを見ながら対応しています。役所に死亡届を提出する必要がありますが、うちの葬儀屋はそこを代行してくれました。

おそらくこのあたりのことは葬儀屋に相談すればちゃんと教えてくれると思います。

まとめ

ざっと家族が無くなってから葬儀完了までの流れをメモしておきました。基本的にはすべて葬儀屋がリードして進めてくれるので安心です。

あらかじめ、もしもの時にどの葬儀屋にお願いするかということだけ考えておけば、それだけで余裕を持って進めていけるはずです。

金銭的な部分では、家族葬といっても葬儀屋の家族葬プランにかかるお金だけではなくお寺に払う分もあるので、やはりトータルで100万円ほど見積もっておいた方が無難です。一括で払う余裕がなければ分割も対応してくれるところも多いと思うので、葬儀屋選びにはその点も気をつけるといいですね(お寺分は一括です)。

ちなみに、この間約一週間ほど仕事に行けない状態になると思います。多くの会社は有給とは別枠で慶弔休暇というものがあるはずなので、それでちょうどカバーできるようになっています。病院で「死亡証明書」がもらえるので、会社への提出書類として必ず保管するようにしてください。

以上、終わり。

あ、ちなみにこちらはうちのお寺の住職が書いた本なのですが、結構売れているそうです。宗派の違いも網羅されているので、一冊持っておいたら便利です。

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ABOUTこの記事をかいた人

札幌でサラリーマンしながら雑記ブログ書いてます。ブログ歴1年で月間1万5000PV。仕事に関することや英語学習、札幌ローカル情報、その他発信してます。元体育教師。Amazon退職して今は上場企業の社員やってます。妻と娘と3人暮らし。

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