こんにちは、脱社畜を夢見ている社畜ブロガーのはっしーです。
この記事にたどり着いたあなたもきっと、脱社畜や独立を目指す手段として、スマホアプリの個人開発を考えていますよね?
もしかして、「独学でも何とかなるかな?」という淡い期待を抱いてませんか?

ぼくもそう思ってiPhoneアプリ開発を独学し、実際にApp Storeに自作アプリをリリースするところまでやってみました。
しかし、実際に経験したうえで今確信してるのは、スマホアプリの個人開発で万単位の収入を得ようと思うなら、よっぽど才能がある人を除いて独学ではムリゲーだということです。
目次
独学を貫いた結果、プログラマーとしての独立も転職もできなかった
はじめて開発したアプリ
サラリーマンしながら空いた時間でせっせと独学して作ったのは体重管理アプリでした。

毎日登録した体重が折れ線グラフで表示されたり、BMIで肥満度がわかるようになっています。
その他にもこんな機能を実装しました。
- 目標期限の設定
- 目標体重の設定
- 体重登録するたびに「目標期限まであと◯日」「目標体重まであと◯kg」の表示
- ツイート機能
- 痩せたら叶えたいことをメモ
- BMIを妊婦用に変更
- 背景デザイン変更
見た目ですでに素人臭さのあるデザインだなと思う一方、経験ナシのド素人がはじめて自力で開発したにしては、なかなか良かったかなとも思います。
これでダウンロード数は1,000くらい。
無料アプリだったので、マネタイズの手段としてはスクリーン下部に広告を設置するのみでした。これで稼げた金額はスズメの涙でしたね。
もっとアプリ自体のクオリティが高ければアプリ内課金の仕組みを作ったり、アプリ自体を有料にすることもできたでしょう。
でも、ぼくのようなレベルでは正直この程度で限界。
さらに、転職しようとしたけど無理でした
独立どころか数万円の副収入にも全然ならないことを痛感したぼくは、次にプログラマーに転職しようと思い立ちました。

さっそく複数の転職エージェントに登録して、転職アドバイザーに未経験からアプリ開発をした話をアピールしつつ、プログラマーとして転職したいということを伝えました。

この言葉にすっかりテンション上がったぼくは、転職エージェントにお願いして、たくさんのプログラマー求人にバンバン応募を出しました。
応募したのは30社くらいだったと思います。
そのうち1社は二次選考までいき、条件付きでなら雇ってくれるというありがたいお話をいただきました。ただ、その条件とは、最初の3か月は自社で一般向けに実施しているフリースクールでプログラミングを学ぶということ。もちろん、その間は無給で。
3か月も無給というのは妻子持ちのぼくには全然無理だったので、惜しい気持ちはありましたが断念することにしました。
その他の企業はすべて書類落ち。
独立も無理。転職も無理。現実は甘くないことを思い知らされましたね……。
結局、ぼくはアプリ開発で収入を得ることをあきらめることとなったのです。
ただ今になってひとつ思うのは、この時に使った転職エージェントはオールジャンルを取り扱っているところだったので、Tech Stars AgentのようなITエンジニアに特化していて未経験者でも相談OKなところに相談しに行くべきだったかなとも思います。
そもそも、どういう感じで独学していたのかという話
そもそもどういう感じで独学していたのかという話ですが、元々ぼくはプログラミング未経験で独学開始しました。
何もわからない状態からまず最初に手を付けたのは、3分動画でプログラミングが学習できる有名無料サイトのドットインストールです。
これで何となくiPhoneアプリ開発の雰囲気をつかむことができ、開発環境の用意の仕方、アプリの作成手順などがサクッとわかりました。
ドットインストールの後は、ひたすら書籍で勉強。
上のシリーズが結構頻繁にバージョンが更新されているので内容も安心で、わかりやすいし、入門本として最適です。ぼくもこの2シリーズを中心に勉強しました。
さらに、他にも、とにかく書いてある通りにコードを打ち込んでサンプルを真似して作る形式の書籍を一冊。それと、かなりコーディングの部分に特化した書籍を一冊買って勉強しました。
逆引き辞典系のも一冊買ったので、合計5冊購入しましたね。結構頑張っていたと思います。
ここまでやってから、いよいよ自分のオリジナルアプリの開発スタートです。一日1〜2時間くらいのペースで半年かけて完成し、App Storeにもリリースしました。
今思えばめちゃくちゃ遅いですけどね……。
なぜ独学では厳しかったのか反省してみた
実はぼくがiPhoneアプリ開発に興味を持ったのはホリエモンこと堀江貴文氏のメルマガなんですね。
メルマガのコンテンツで大人気なのがFAQコーナー。読者の質問に堀江さんが直接答えてくれます。
ぼくも、このオリジナルアプリに関して質問しました。そして、堀江さんが回答してくれたのが以下。
Q. 堀江さんへの質問
堀江さんのメルマガを購読してから自力でサービスを作ってみたいと思い、プログラミング経験は皆無でしたが、Objective-Cを独学し、先日ついにiPhoneアプリ(体重管理アプリ)を初リリースできました。
http://p.tl/04bt ← 現在無効
クオリティはまだまだですが、未経験から始めて会社以外の時間で作った初のアプリなので、とても嬉しく思っています。
僕はアイデアマンではありませんが、既に存在しているようなアプリでも、どんどん数を重ねていけばアプリ開発で収入を得ることは可能でしょうか?
今の会社の仕事はとても好きなので続けていきたいのですが、同時に自力で稼げる収入源も持ちたいと思っています。
また、沢山の人に見ていただけるように、Twitterを活用するのと、英語ができるのでアプリを多言語化し、マーケットを広げたいと思いますが、他にもアドバイスがありましたらお願いいたします。
A. 堀江さんからの回答
そうですね。この体重アプリは既に体重計と連動できるタニタとかWithingsのようなプロダクトと連携しているアプリと比べると見劣りしますが、工夫して使いやすくすれば開発収入を得ることは可能でしょう。
まあ、思いついたらとりあえず作ってみることです。
意外と結構いけるのかな?!とも思ったのですが、ここで指摘されたのが他と比べて「見劣りしていること」と「工夫して使いやすくすること」。
ところが、しょせん未経験から独学した程度ではまだまだレベルが低すぎて、これらの問題を解決していくのは非常に難しかったのです。
デザインスキルの問題
「見劣り」に関する指摘はまさにデザインスキルの問題です。
デザインといっても機能的なデザインもありますが、ここではアプリの見た目のきれいさについて言っています。
一般ユーザーがApp Storeを見ていてアプリをダウンロードするかしないかって、やっぱり見た目で決まるところがかなりでかいです。
それなのに、その割には独学向けの本はプログラミングのやり方ばかりで、アプリデザインに特化したものは全然ないのです。
これじゃあ、「素人が頑張って作ったんだな」程度の見た目のものにしか仕上がらないですよね。
プログラミングスキルの問題
もうひとつの「使いやすくするための工夫」に関する指摘はプログラミングスキルの問題です。
プログラミングスキルがないと、どんな機能が実装できるのかもよく想像できないので、工夫のしようがありません。
逆に、実装したい機能が浮かんだとしても、もうそれって独学本では解決できないレベルのものが多々出てくるので、やっぱり限界な感じが否めない。
ぼくもオリジナルアプリを作成したときは、ほしい情報が本やネットで得られない状況にときどき直面して、英語で海外サイト読んで解決したことがあるくらいです。でもそれってぼくが英語スキルあるからいいけど、普通は無理。
さらに、アプリ開発者になったら、1つや2つだけでなく、たくさんのアプリをリリースしないと稼げません。
もしあなたが独学を貫いて、かろうじて素人丸出しのアプリが作れるくらいのプログラミングスキルだったとしたら、ひとつのアプリを完成させるにも多くの時間がかかるので、なかなか稼げるようにならないのです。
これらのことをトータルで考えると、趣味でアプリ開発する分にはいいけれど、万単位で稼いでいきたいのであれば独学では正直厳しいですね。
実際、やっぱり独学脱落者は多い
ぼくと同じようにiPhoneアプリの個人開発やってる人は実際どうなのかというのも一応、軽く調べてみました。
やっぱり、厳しいという意見が多いですね。
ツイッターで検索してみただけでもドンドン出てきます。
早くも独学の限界を感じる‥
iPhoneアプリ簡単だと思ったんだけど。— はる (@aaa00000007) 2015年1月24日
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一年前に本読んでiPhones アプリ作ったけど、独学では、なかなか達成感がなかったわ😄完全に忘れてたし😂
— きん (@38kins) 2017年8月27日
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アプリ開発なんかは無理です特に独学は。
— エレキモグラ(Denkimogmog) (@Dmog0480mog) 2012年4月17日
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@wataponf1_uk; 独学でtwitter連携アプリ作ろうと思ったんですけど、余裕で無理でしたwww
あー僕もロクに学校行ってなかったんで、同じようなものだと思います(違
— リクガメ (@m_hirox) 2015年4月26日
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無理。C#をプログラマー時代に軽く触った程度だし、今は趣味というか独学でNscripterとJavaScriptの勉強してるだけで、アプリ制作なんてとんでもない!!!
— たらお (@tarao8972) 2016年9月4日
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本気で初心者からの独立や収入を狙っているならプログラミングスクールで学びましょう
ここまで経験者目線で「独学ムリゲー」という話を散々してきたのですが、そうは言っても堀江さんの回答もあったように、実際には「あともうちょい」なのです。
その「あともうちょい」をモノにするためには、やっぱり独学では限界があるんですね。
例えば、今最も有力なサービスとしてオンラインプログラミングスクールで学ぶという選択肢があります。
オンラインでのマンツーマン形式での講義なので、画面共有しながら実際にあなたの書いたコードを見て講師が直接フィードバックしてくれるという素晴らしいサービス。
やっぱりこういうのを繰り返しやらないと本当の意味でのプログラミングスキルは付かないです……。
ちなみに、そのオンラインプログラミングスクールで今一番勢いのあるのはCodeCamp(コードキャンプ)ですね。
まとめ
- スマホアプリの個人開発で万単位の収入を得たいなら独学では無理
- 独学以外ならオンラインプログラミングスクールが有力
- その中でもおすすめはCodeCamp(コードキャンプ)
「未経験の自分に、プログラミングなんて本当にできるようになるのかな…」
なんてあなたは不安に思うかもしれません。
でも、やってもみないうちから「やりたかった仕事」を諦めるのは、もったいないです。諦めたら、その時点で夢が叶う可能性は0になります。ただ、適切なやり方に沿ってチャレンジすれば、必ず成功のチャンスは訪れます。
大事なのは、最初の小さな一歩を踏み出すこと。
スマホのアプリ開発に興味のある方はとりあえずCodeCamp(コードキャンプ)の無料体験レッスンを受けてみることを強くおすすめします。
独学経験者だからこそ身に染みてわかるんですが、無料体験くらいサクッとやるくらいの行動力がないと、どっちみち独学でも何でも初心者がアプリ開発とか無理でしょうね。
人気TV番組の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」ではありませんが、本当ぼくのように独学で失敗する人が減ってくれればいいなと思います。
ぼくは同じことをやるのは面白くないので、別の道で脱社畜を目指します。
これからアプリの個人開発を学ぶ人は、ぜひとも正しいやり方で頑張ってください!