
先日『インシディアス』を鑑賞しました。以前観たことがあるので今回2度めになります。
前回観たときの印象はあまり残っていなくてストーリーも覚えていなかったんですが、今回もう一度観てみると…
「あれ?この映画、こんなに面白かったっけ?!」
ということで、ちょっとビックリしてしまいました。
なんでこんなにおもしろいホラー映画をあまりよく覚えていなかったんだろう…って感じです。
あらすじ
ルネ(ローズ・バーン)と夫のジョシュ(パトリック・ウィルソン)は3人の子供たちと共に新居に引っ越してくる。ところが、引越し後間もなく、おかしな現象が起き始める。
屋根裏から不審な音、勝手に配置が変わる物、赤ちゃん用のモニターから聞こえてくる謎の声。 そんな時、小学生の息子ダルトン(タイ・シンプスキン)が梯子から落ちて昏睡状態に陥ってしまう。家族はすぐにこの家から引っ越すが、既に見えない“何か”は家でなくジョシュたち家族を狙っていた・・・。
原因不明の昏睡状態のダルトンに医者もお手上げ状態に。霊媒師や牧師まで呼び出しルネとジョシュはあらゆる手を尽くしてみるが、状況は悪化の途をたどるばかりだった。 “何か”は着実に彼ら一家に近づきつつあった。”何か“の狙いとはいったい・・・?
映画を観た感想
映画『インシディアス』 ★★★★4.0点。 おもしろい!ここまでストーリー性のあるホラーはそうそうないんじゃないか。臨場感のある映像もさすがジェームズ・ワン監督の作品。 https://t.co/ALY7ZHawa3 #Filmarks #映画
いやー、本当面白かったです。上映103分があっという間でした!
なんか、いたずらに怖がらせるだけってよりは、しっかりとしたストーリー性があるところがいいです。
購入した中古物件に引っ越した先がお化け屋敷と化していくんですが、そこでズルズルやられていって全滅みたいな話ではなくて、この映画では割りとアッサリ見切りをつけて引っ越します。
でも、実は取り憑かれているのは家ではなくて人間なので、新しい家に改めて引っ越したところで何の解決にもならず、新居の方も間もなくお化け屋敷化していくんですね。

どうして今回のターゲットが取り憑かれてしまったのか、それをどうやって救っていくのか、ラストはどのような展開になるのかというところにストーリーがちゃんとあるので、ひたすらグロい映画とは違ってずっと飽きずに観ていられます。
ラストは「そう来たか!」という終わり方をしていたのも非常に楽しませてくれました。
ちなみに、海外映画でありがちな悪魔系の話ではあるんですが、除霊とか悪魔祓いみたいなコテコテな感じでは全然ないので、アンチ悪魔系のぼくでもかなり楽しめる内容になっていました。
あと、監督はぼくが最も好きなシリーズである『ワイルド・スピード SKY MISSION』のジェームズ・ワン監督というだけあって、カメラワークがかなり上手いです。
『パラノーマル・アクティビティ』風な撮り方なので、まるで自分がそこにいるかのようなイメージで臨場感を味わえます。
また、監督のこの作品にかける思いがWikipediaに書かれているんですが、これに関しては完全に納得な内容で、まさにその思いがしっかり反映した出来になっています。
本作はホラー映画としてだけでなく、親子の絆を描いたドラマ映画の要素もあるが、そのことに関してワン監督は「『ソウ』の後、誰もが僕を流血や暴力を描く監督として分類したがったんだ。…だから『インシディアス』で、監督としてとても重要だったのは、僕がドラマ、ストーリーやキャラクターに気を配っていて、流血や暴力は避けていることを示すことだったんだ。」と語っている。
引用:Wikipedia
ビビりポイント
この映画はストーリーがおもしろいと前述したんですが、ホラー映画なので、しっかりと怖さの演出も忘れていません。
暴力とかグロさとか血ドパドパみたいなのは一切なくて、迫力のあるBGMで恐怖心を煽るとかでもありません。
むしろ基本BGMなしで物音だけの静かなところで、臨場感のある映像の怖さでグッと攻めてくる感じです。
こんなんとか…

こんなんとか…

こんなんとか…

いちいち登場するお化けが気味悪い!こんなんいきなり出てきたらゾーッとするわ!
こういうのが要所要所でフワッと出てくるので、映画観た後とかチラチラ後ろ振り返りたくなってしまいますよね。
これ系が苦手な人はしばらくトラウマになるかもしれないので、これから観る人は注意してくださいね。
まとめ
ということで、『インシディアス』は個人的に最もクオリティの高いホラー映画のひとつという評価になりました。
ぼくはまだ鑑賞していないんですが、続編で『インシディアス 第2章』があるということなので、近々こちらも観ることを楽しみにしています。