中川淳一郎(著)『好きなように生きる下準備』は20代、30代のビジネスマンにおすすめ。

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中川淳一郎(著)の『好きなように生きる下準備』を読了しました。

40代以降になってから余裕を持って過ごしていけるようにやっておくべきことということで、20代、30代向けに書かれている本で、とても参考になりました。

Q&A形式になっていて、数時間で読み切れるボリュームになっているので、気軽に読める内容になっています。

20代、30代のビジネスマンには今後どうやって仕事と向き合っていけばいいのかということのヒントが何かと見つかるんじゃないでしょうか。

内容紹介:

40代で取り返しがつかなくなる前に!
30代までに悩む「生き方・働き方」の相談31にすべて答える。

「会社に頼らない」「見栄を張らない」「騙されない」世渡り術とビジネスでうまくいく方法を懇切に指南!

本書は、さっさと(それなりに金銭的・精神的・体力的に)余裕のある老人になり、面倒なことからオサラバすることを目指したい人向けの、取り敢えず20代30代を楽しく過ごすことができたオッサンの遺言であるとお考えいただきたい。

20代30代というのは、その後の人生を考えると「準備期間」としてはもっとも重要な20年間である。ここでいかに良い時間を送るかがカギとなる。

ネットが普通に存在し、好景気の時代なんて知らない40代前半くらいのオッサン・オバサンの世渡り術や、ビジネスでうまくいく方法をお伝えしておこう。

引用:好きなように生きる下準備 – Amazon.co.jp

以下に、ぼくが個人的に共感した部分を少しだけ紹介したいと思います。

会社でリストラされないために必要なこととは?

会社に頼った人生を送らない方がいいですよ。あなた自身の能力で、どの会社にも入れるようになる。或いは様々な会社からフリーとして仕事がもらえるような生き方をした方がいい。

別にリストラされたっていいんですよ。世の中にはいくらでも会社はあるので、今の一部上場企業に勤めている実績があるのであれば、中小企業の内定は取れて、当座の生活費ぐらいは稼げるんじゃないですか?

一部上場企業の内定を取り、何年か勤められたということは、大学を出て、厳しい就職活動を乗り切ったってことですよね?そんな方であれば、転職市場でもなんとかなるのではないでしょうか。別にリストラされたとしても、その後は大丈夫ですよ。そこをまずは認識しておいてください。

…(略)…

だから、自社の状況がヤバイとお考えであったとしてもとにかくこれからの12年間(40歳になるまでの間)、社会の様々な状況を理解し、さらには仕事を通じてご自身の能力を高めていってください。

最近は本当どんな大企業でも何が起こるかわからない時代。自分の会社が今順調だったとしても、数年後、数十年後はどうなっているかわかりません。

大企業でも安心できないんだから、まして中小企業ならなおさらです。

著者の中川さんは会社に頼るなと言っているんですが、これにはぼくも同意します。最近ありがちな「会社をやめてフリーランスになろう!」ということを煽りたいのではなく、今所属しているその会社に縛られるのはよくないということです。

つまり、いつ何が起こっても不思議ではない現代で、自分の今いる会社でしか通用しないような状況でいるのは危険だっていうことが言いたい。

業務範囲が限定的すぎて他の会社でスキルを生かすことが難しいとか。あと、そもそもこれといったスキルがなくても仕事が今できている場合も、ある程度の年齢を越えてから転職せざるを得なくなった場合、どう見ても厳しいですよね。

ただでさえ今後は機械が人間の仕事を奪っていく流れになってきてるんだから、単調な機械作業とかも需要は減っていくし。

だから、もちろんフリーランスになれる実力があるならそれはそれでいいんですが、一般的に、今いる会社がずっと定年まで面倒見てくれるとは思わない方がいい。何かあっても別の会社に転職するに困らないよう日頃から自分のスキルを高めていくということが大切なんだということですね。

でもまぁ、そうはいってもリストラや経営破たんなどに対するリスク回避のためにスキルを高めるというのではなく、今いる会社で更なる活躍をするために日頃から積極的にスキルを高めていった結果、何かあった時でも困らないような自分になっているということが理想だとぼくは思っています。

それが今所属している会社にとっても自分にとっても双方にプラスになるからです。

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自分勝手で保身だらけの上司を会社から追い出したい

人生というものは、他人を変えるよりも自分が変わることの方がラクです。あなたの質問に対する答えは「今の状況がイヤなのであればお辞めなさい」ということです。恐らくその上司は社長の覚えが良い方なのでしょう。実際はその上司がクソ野郎であったとしても、社長はあなたの意見に聞く耳を持つとは思えません。

べつに会社から追い出したいダメ上司がぼくのまわりに今いるというわけではないんですが…、他人を変えるよりも自分が変わることの方がラクというのは共感します。

他人に何かを変えさせようとするととてもしんどいし、消耗するんですよ。相手が部下ならまだしも上司だったら場合によっては面倒なことになる可能性もあるし。

こういうダメ上司のもとで仕事していると昇進の可能性も低くなるので、環境を変えるのが一番手っ取り早いなと思います。「ムカつく」ってくらいならまだしも、上司を「会社から追い出したい」レベルのストレスですからね。

だから、もし今の会社で他に興味のある部署があるのであれば、そちらに異動希望した方が早い。でも、それもなくどうしてもストレスということであれば、それはもう上司を変えようとするよりも辞めて転職しちゃった方がお互いのため。そもそもそういう状況に耳を持たない社長の組織で働いていても、この先たかが知れてるでしょう。

最近の転職サイトはすごく進化していて、応募したい企業を自分で探して申込みして書類選考から面接にいけるかどうか…みたいな労力をかけずとも、ある程度自分の情報を提供しておけばスキルに合わせてサイト側で相性のいい企業とマッチングしてくれて、面接の逆オファーが企業から届くみたいな仕組みになっているものがあります。

たとえば、Switch.
というサイトはFacebookを活用した企業とのマッチングサービスを提供しています。Facebookを使って一分程度の無料登録を済ませると、興味を持った企業からスカウトが届きます。その求人が気に入れば「いいね!」をポチッとする。これでマッチング成立。いきなり面接確定。出会い系サイトの転職バージョンみたいなイメージですね。しかも、これで採用決定したらお祝い金までもらえるみたいです。

やってることは、逆オファーを待ってるだけ。自分がいつもの日常生活を送っている間にサイト側が相性のよさそうな企業とマッチングしてくれるんですね。

まぁ時間もないし疲れてて今は転職活動までする気はないけど、薄々転職の必要性や可能性は感じているみたいな人は Switch.
みたいなところに無料登録しておくのはかなりありですね。

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まとめ

ということで、ぼくが共感した部分を少しだけピックアップしたんですが、仕事のことだけではなく、お金のこと、恋愛・結婚のこと、生活のこと、人生のことについて、全部で31のQ&Aが含まれているので、20代、30代のビジネスマンには今後のヒントになる情報が何かと見つかると思います。

おもしろいのでおすすめですよ!

ABOUTこの記事をかいた人

札幌でサラリーマンしながら雑記ブログ書いてます。ブログ歴1年で月間1万5000PV。仕事に関することや英語学習、札幌ローカル情報、その他発信してます。元体育教師。Amazon退職して今は上場企業の社員やってます。妻と娘と3人暮らし。

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