オンライン英会話をやっても英語が喋れるようにならない唯一の理由

最近は英会話の勉強法として、スカイプを使ったオンライン英会話がポピュラーになってきています。

でも、オンライン英会話のレッスンを受けているのに英会話が全然上達しない、全然ついていけない…こんな声を聞くことがあります。

オンライン英会話だけで勉強しようとしてない?

そもそも、スカイプのオンライン英会話はアウトプットの練習の場であり、インプットの場ではないです。

もちろん、レッスン中に多少の新しい単語や表現が出てきてインプットの機会になることもあるんですが、それよりもオンライン英会話はアウトプットの練習要素の方が圧倒的に大きいんです。

英語学習は新しい単語、文法、表現などの知識を取り入れるインプットと、それらの知識を実践の場で使ってスピーキング練習してみるアウトプットの両方がないと成立しません

つまり、オンライン英会話だけで英会話スキルを習得しようというのは、インプットは放棄してアウトプットしかやらないよと宣言しているようなものなんですね。

その状態でレッスンを受け続けるとどうなるか?

インプットがないのにアウトプットだけしてることになるので、そこには失敗体験しかありません

最初は誰でもほとんど喋ることができないですから。

学校のペーパー試験で高得点取ろうが、TOEICで多少高いスコアを取っていようが、会話となると全然別の話なんですよね。

全然手応えのない状態なのにインプットの機会も作らず英会話の実践ばかりやっている…。

そりゃぁ、英会話も全然上達しませんよね。

ドラクエ的にいうと、レベル1でまだ全然呪文も覚えてないし装備も整っていないのに、ラスボスに何度も何度も挑んでは一瞬で返り討ちにされるのを繰り返すドM行為だと言えます。

当然、萎えますよね?

ボスに挑むのもいいけど、違うところでコツコツとレベル上げもしとけよと。

英会話はスポーツと同じ

英会話の上達過程って、スポーツの上達過程とすごく似ています。

例えばサッカーなら、日々の練習でパスやシュート、ドリブルなどの技術を伸ばしたり、戦術理解を深めたり、体力トレーニングをしたりします。

そうやって身につけたものを、紅白戦や対外試合などの実践の場で使って試しながら、最終的に本番の試合の中で使いこなせるよう自分なりに調整していきます。

試合で何か課題が見つかれば、それを克服するための練習をしていきます。

つまり、試合だけしてるんじゃないんですよね。練習あっての試合、試合あっての練習で、両方やるから総合的に選手としての能力が上がっていくんです。

英会話も同じで、日々のインプット学習で語彙力や文法理解を高めたり、リスニングやスピーキングの練習をします。

英語に対する体力もついていきます(長い間英語に触れていても疲れにくくなります)。

そうやって身につけていった英語の力を、オンライン英会話という「試合」で試しながら、自分のものとして消化していくんですね。

試合を通して自分の力を実感できたり課題が見つかったりするので、それをまた日々のインプット学習の方で対策していきます。

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インプット”も”しよう!

勘違いしてはいけないのは、オンライン英会話がダメだということでは決してないということ。

むしろアウトプットの場としては最高ですから。

問題なのはオンライン英会話だけで英語学習を完結させようとする考え方。

上でしつこいくらい言いましたが、インプットとアウトプット、練習と試合は両方が必要。

これが、オンライン英会話「だけ」やってても英語が喋れるようにならないことの答えです。

ということで、せっかくオンライン英会話を始めた英語学習者のみなさんは、ぜひとも同時並行でインプットの機会も持つようにしましょう!

英会話を意識したインプット(練習)についてはこちらの記事がおすすめです。

◆初級者〜中級者:
英語を話せるようになりたいなら『瞬間英作文』の練習をするべし!

◆中級者〜上級者:
英語中級者・上級者のリスニング力強化はTEDがベストかもしれない

これからオンライン英会話を始めようとしている人は、こちらの記事がおすすめです。

スカイプを使ったオンライン英会話レッスンのすすめ

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札幌でサラリーマンしながら雑記ブログ書いてます。ブログ歴1年で月間1万5000PV。仕事に関することや英語学習、札幌ローカル情報、その他発信してます。元体育教師。Amazon退職して今は上場企業の社員やってます。妻と娘と3人暮らし。

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